消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

消化器内科医のメモ用ブログ 自分用のまとめなので記事が重複している場合があります。なにかご指摘や追加の情報あればご連絡ください。

2018-01-01から1年間の記事一覧

血中アミラーゼについて

血中のアミラーゼが高いだけでは急性膵炎とは限らない

体性痛と内臓痛

体性痛

クモ膜下出血の重症度判定

Hunt and Kosnik分類

吐血と下血

吐血

関節炎の対応

関節炎の対応

急性喉頭蓋炎を疑った時

成人発症例の平均は49歳、気道確保の必要性は15%で生じ、死亡率は0.6%

急性痛風発作について

大酒家の中年男性が典型例だが利尿剤内服中の高齢女性にリウマチ様発症する事もある 女性の75–85%は閉経後の発症であり手指が初発症状が25%

上部内視鏡の前処置や投与薬剤など

常用薬への対応

胸痛の緊急疾患に対する問診と身体所見

今回は急性心筋梗塞(AMI)、急性大動脈解離(AD)、肺血栓塞栓症(PE)、緊張性気胸(TP)、食道破裂について典型的な問診所見と身体所見を考える

PSVTに対するアデホスの使い方

アデホス®︎1A 20mg2ml

AKIに対する緊急透析の適応

体液量、電解質、酸塩基平衡の致死的になりうる変化がある場合は速やかに透析を行う。

急性腎障害(AKI)の初期対応

腎機能障害を認めた際

輸液の種類

体液量の変化

健常者で失われる体液は、尿・便・不感蒸排泄が主となる 入る量は、経口摂取・体内での代謝水・輸液となる

CPA

ノルアドレナリン抵抗性の難治性ショックに対して

ICU

敗血症性ショックや出血性ショックなどで、十分な輸液とノルアドレナリンの投与をしても血圧が上昇しないようなノルアドレナリン抵抗性の難治性ショックを経験することがある。

ノルアドレナリンとドパミンの違いと使い方

ショックの種類・初期対応

急性膵炎の診断・治療

症状 初発症状としては頻度順に 腹痛(特に心窩部痛)(88.6%)嘔気・嘔吐(18.7%)背部痛(11.1%) 高熱(5.0%) が認められやすい

レジオネラ肺炎の診断の一助

レジオネラの尿中抗原は迅速性に優れるがレジオネラの血清型1以外には感度が低い。重症型では血清型1が大部分を占めるといわれ、日本でのレジオネラ肺炎の44–80%は血清型1型と言われる。

重症肺炎でレジオネラを疑う理由

なぜ重症肺炎でレジオネラを疑うのか 市中肺炎におけるレジオネラ肺炎の確率はおよそ1% しかし、呼吸不全を示すような重症肺炎では肺炎球菌性肺炎(18.2%)についでレジオネラ肺炎(14.4%)が多い

入院患者の輸液

まず考え方として最低限必要な維持輸液と治療に必要な補充輸液がある 維持輸液は1日で失われる水分・電解質を補う 補充輸液は不足している水分・電解質を補う

アナフィラキシーショックへの対応

アナフィラキシーとは アレルゲンの侵入で全身性にアレルギー症状・生命に危機のある反応

激しい胸痛の鑑別

年齢や発症状況で鑑別の上位は変わる

腸閉塞への対応

機械的閉塞があるものを腸閉塞 腸管麻痺に起因するものをイレウス、という

腎盂腎炎の抗菌薬選択

腎盂腎炎

SPACEについて

院内感染症で問題となりやすい病原体 耐性化傾向が強い

肺塞栓症を疑う時

巨大血栓による塞栓ならば胸痛・失神・呼吸苦などの症状も起こるが、典型的な症状が起こらない場合も存在する

有機リン中毒の治療

基本はABC 挿管が必要なら躊躇わない

pin point pupilsを見た時、有機リン中毒の症状

真っ先に思い浮かぶのは橋出血(高血圧性脳幹出血) しかし有機リン中毒や麻薬でも起こりうる事は常に想定しないといけない あと薬剤性