消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

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急性痛風発作について

大酒家の中年男性が典型例だが利尿剤内服中の高齢女性にリウマチ様発症する事もある

女性の75–85%は閉経後の発症であり手指が初発症状が25%

 

 

  • 経過

24時間以内にピーク、2週間以内に消失する場合は痛風を第一に考える

夜間は関節液中の尿酸濃度が高くなる事・四肢関節の温度が低くなることより、夜に発作が起きやすい

 

  • 部位

体温の低い部位に析出するため第1中足趾節関節炎は特異度が高い(60%)

耳介や関節伸側や指でも特異度は高い

 

  • 検査所見

男:>7mg/dl  女:>6mg/dl、で痛風発作の可能性は上がるが、発作時は尿酸値が低くても痛風発作は否定できない(急性痛風発作の10〜40%は尿酸値が正常とも言われる)

Xpでは非対称性関節腫脹や打ち抜き像やoverhanging marginが特徴的

確定診断は関節液の穿刺吸引又は痛風結節による

 

 

参考

デキレジ STEP1

ジェネラリストのための内科診断リファレンス