重症肺炎でレジオネラを疑う理由
- なぜ重症肺炎でレジオネラを疑うのか
市中肺炎におけるレジオネラ肺炎の確率はおよそ1%
しかし、呼吸不全を示すような重症肺炎では肺炎球菌性肺炎(18.2%)についでレジオネラ肺炎(14.4%)が多い
尿中抗原の迅速検査は特異度99%だが感度は80%である。なので尿中抗原が陰性でも否定はしきれない。
レジオネラの場合抗菌薬の選択が大きく異なってくるため、命に関わる呼吸不全を呈するような重症肺炎ではレジオネラ肺炎を疑うこと、場合によってはレジオネラ肺炎の可能性も考慮して治療を行うことが重要となってくる。
参考
レジデントノート2018年2月号 肺炎を通してあなたの診療を見直そう!
ジェネラリストのための内科診断リファレンス