消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

消化器内科医のメモ用ブログ 自分用のまとめなので記事が重複している場合があります。なにかご指摘や追加の情報あればご連絡ください。

2019-01-01から1年間の記事一覧

気管切開と経口摂取

ICU

人工呼吸器から離脱して経口摂取を試みる際。

小腸閉塞の診断・治療

成因による分類 ・内因性(intrinsic lesion) 腫瘍・炎症性肥厚・先天閉鎖(小児)など

高マグネシウム血症の初期対応

血中Mg2.6mg/dl以上を高Mg血症という。

高カルシウム血症の初期対応

血性Ca10.5mg/dl以上を高Ca血症という。

高カルシウム血症の初期対応

血性Ca10.5mg/dl以上を高Ca血症という。

早期胃がんの内視鏡的深達度判断

0-Ⅰ型 隆起型

糖尿病を最初に見たとき

成因による分類を行う ・1型 急性、緩徐進行、劇症 ・2型 ・その他疾患

頭痛の初期対応

まず、緊急性の高い二次性頭痛から鑑別に考える

マラスムスとクワシオルコル

低栄養の状態には2つある。 マラスムスとクワシオルコル。

意識障害患者に対する10の鉄則

ABCの安定 バイタル、病歴、身体所見が最重要。外傷検索、AMPLE聴取も大事 鑑別疾患の基本三角形 意識障害と意識消失を明確に区別 何が何でも低血糖の否定から。血ガスのチェックも。 脳出血か梗塞か 菌血症・敗血症が疑われたらfever work up アルコール(エ…

大動脈解離の初期対応

診断後 解離のタイプに寄らず積極的な降圧治療が必要。(100-120mmHgあたり) 加えて、脈拍コントロール(60/min前後)、鎮痛が重要。

救急外来でのIVCとCVPの関連

測定場所 IVCと右房の境界から約2~3cm尾側 または 肝静脈のIVC流入位置より1~2cm尾側

尿量低下時

ICUにて尿量が低下した際の原因。 腎前性が最も多い(20-30%) 腎後性は10%

持効型インスリン製剤の違い

インスリングラルギン:ランタス® インスリンデテミル:レベミル® インスリンデグルデク:トレシーバ® などが代表的

血小板濃厚液投与の基準

血小板濃厚液は採血後4日間しか保存できない。 常時必要量が病院にあるとは限らず、血小板も採血しなければ測定できない。 無駄に使えないが必要な際は投与しなければ生死に関わる。 個々の症例によって必要性は考慮しなければならないが、ガイドラインによ…

酸素飽和度と酸素供給量

覚書 酸素飽和度 SpO2は経皮的な脈波で計測した酸素飽和度

代謝性アシドーシスの鑑別

体内での酸の生産増加、酸の排泄障害、HCO3の喪失などによって起きる。

代謝性アシドーシスに対するメイロンでの補正

そもそもの酸塩基平衡異常の治療は原則として原因の鑑別と除去である。 しかし、pHが悪い場合(pH<7.15など)は対症療法が行われる場合もある。

気管切開への移行・利点・欠点

ICU

挿管による人工呼吸器管理が長期に及んだ場合、気管切開術が必要となる。

鎮静評価のRASS

ICU

RASS( Richmond Agitation- Sedation Scale) 和訳でリッチモンド興奮(不穏)-鎮静スケールらしい

ICUでの鎮静の薬剤

ICU

徐脈+ショック

血圧低下時は通常は頻脈となり、逆に徐脈+ショックとなるのは特別な状態。

相対的徐脈

発熱の割に脈拍が上昇しないもの。 正常ならば、体温0.5度上昇でHR約10上昇する。

腸閉塞とCT

急性腹症診療ガイドライン2015に準じて当ブログでは、機械性イレウスに相当する病態を腸閉塞、機能性イレウスに相当するものをイレウス(腸管麻痺)と呼称する事にする。

人工呼吸器離脱

プロトコル(https://www.jsicm.org/pdf/kokyuki_ridatsu1503a.pdf)に従うと

ビタミンK欠乏性の凝固異常

成人でもビタミンK欠乏性の凝固異常は起きる。 原因で主要なものは下記の3つ。

抗菌薬の相互作用

案外忘れてしまいがちなため、覚書として

尿路感染の3大原因PEK

PEKは腸内細菌の代表で尿路感染の3大起因 ・Proteus mirabilis ・Escherichia coli ・Klebsiella pneumoniae

インフルエンザの色々

患者の栄養状態の評価

いくつかの評価方法を以下に示す。