消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

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内科

マラスムスとクワシオルコル

低栄養の状態には2つある。 マラスムスとクワシオルコル。

尿量低下時

ICUにて尿量が低下した際の原因。 腎前性が最も多い(20-30%) 腎後性は10%

血小板濃厚液投与の基準

血小板濃厚液は採血後4日間しか保存できない。 常時必要量が病院にあるとは限らず、血小板も採血しなければ測定できない。 無駄に使えないが必要な際は投与しなければ生死に関わる。 個々の症例によって必要性は考慮しなければならないが、ガイドラインによ…

酸素飽和度と酸素供給量

覚書 酸素飽和度 SpO2は経皮的な脈波で計測した酸素飽和度

代謝性アシドーシスの鑑別

体内での酸の生産増加、酸の排泄障害、HCO3の喪失などによって起きる。

代謝性アシドーシスに対するメイロンでの補正

そもそもの酸塩基平衡異常の治療は原則として原因の鑑別と除去である。 しかし、pHが悪い場合(pH<7.15など)は対症療法が行われる場合もある。

徐脈+ショック

血圧低下時は通常は頻脈となり、逆に徐脈+ショックとなるのは特別な状態。

相対的徐脈

発熱の割に脈拍が上昇しないもの。 正常ならば、体温0.5度上昇でHR約10上昇する。

人工呼吸器離脱

プロトコル(https://www.jsicm.org/pdf/kokyuki_ridatsu1503a.pdf)に従うと

患者の栄養状態の評価

いくつかの評価方法を以下に示す。

体性痛と内臓痛

体性痛

急性痛風発作について

大酒家の中年男性が典型例だが利尿剤内服中の高齢女性にリウマチ様発症する事もある 女性の75–85%は閉経後の発症であり手指が初発症状が25%

輸液の種類

体液量の変化

健常者で失われる体液は、尿・便・不感蒸排泄が主となる 入る量は、経口摂取・体内での代謝水・輸液となる

入院患者の輸液

まず考え方として最低限必要な維持輸液と治療に必要な補充輸液がある 維持輸液は1日で失われる水分・電解質を補う 補充輸液は不足している水分・電解質を補う

石灰沈着性頸長筋腱炎

この前1例を経験したので

気管挿管中患者の急変

DOPEで疑う D:tube Displace 位置異常 O:tube Obstruction チューブの閉塞 P:Pneumothorax 気胸 E:Equipment failure 機器不良

院内発症で見逃されやすい発熱の7D

入院後72時間以上のもの Drug 薬剤熱 Device デバイス(尿バルーンやカテなど) DVT 深部静脈血栓症 CDtoxin 偽膜性腸炎 Decubitus 褥瘡 CPPD 偽痛風 Debris 胆泥(胆嚢炎、胆管炎)