消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

消化器内科医のメモ用ブログ 自分用のまとめなので記事が重複している場合があります。なにかご指摘や追加の情報あればご連絡ください。

2020-04-25から1日間の記事一覧

憩室出血の診断と治療

病態 憩室出血は急性下部消化管出血の最多原因。

憩室炎の診断と治療

病態 憩室炎は、憩室の微小穿孔(microperforation)によって生じる憩室とその周囲の急性炎症。

食道カンジダ症の診断と治療

病態 HIV感染患者に最も多く、癌化学療法患者、ステロイド長期投与患者などの免疫不全患者がハイリスクグループとなる。

葉酸欠乏症の病態と治療

病態 葉酸はビタミンB12とともに、ピリミジン合成に必要な補酵素として作用するメチレンテトラヒドロ葉酸(THF)の産生に関わっている。 そのため、欠乏するとDNA合成障害が起こる。

ビタミンB12欠乏症の病態と治療

VitB12欠乏症 病態 ビタミンB12欠乏症は、ほとんどの場合吸収の異常である。ビタミンB12の摂取不足は極端な菜食主義者でない限りまず起きない。

便秘に使う下剤

浸透圧性下剤 浸透圧により便を軟化する事で排泄しやすくする。

胃潰瘍の診断と治療

病態 胃の消化管壁が障害を受けて組織の欠損を生じる良性疾患。 病理組織学的に粘膜筋板までの欠損はびらんとして扱われ、粘膜下層以深に生じた病態を指す。

逆流性食道炎の診断と治療

病態 胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)は、胃食道逆流(GER)により引き起こされる食道粘膜障害と煩わしい症状のいずれかまたは両者を引き起こす疾患。 食道粘膜障害を有する「びらん性GERD」と、症状のみを認める「非びらん性GERD」に分類さ…

Barrett食道の病態と診断

病態 胃酸や胆汁の逆流により下部食道の扁平上皮が円柱上皮に置換された状態(円柱上皮化生)。

好酸球性胃腸炎の診断と治療

症状 全消化管に炎症が及ぶ可能性があるが、食欲不振、嘔吐、腹痛、下痢、血便、体重減少、腹水などが見られる。 重症者では、消化管閉塞、腸破裂、腹膜炎を起こすことがある。

好酸球性食道炎の診断と治療

症状 典型的な症状として、食事のつかえ感、嚥下困難がある。 他に、胸やけや呑酸、心窩部痛。

胃癌の治療方針

内視鏡的切除 ・内視鏡的切除の適応

虚血性腸炎の診断と治療

病態 主幹動静脈の障害を伴わずに大腸粘膜の虚血を起こす疾患。

腸結核の診断と治療

病態 結核菌の感染による腸管の炎症。 肺結核感染からの続発性腸結核と、肺結核を伴わない原発性腸結核に分けられる。

脂肪肝について

病態 定義「何らかの代謝異常のため、肝小葉の1/3以上の領域で、肝細胞に著明な脂肪滴の蓄積を認め、それ以外の形態学的異常を認めないもの」

腸管ベーチェット病の診断と治療

病態 ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状を主症状とする慢性再発性の全身炎症性疾患。

粘膜脱症候群の診断と治療

粘膜脱症候群:mucosal prolapse syndrome(MPS)

中毒性巨大結腸症の診断と治療

病態 全身の中毒症状(発熱、脱水、意識障害など)を伴う、大腸の非閉塞性拡張(>6cm)が見られる大腸炎である。

肛門周囲膿瘍・瘻孔の診断と治療

病態 肛門周囲膿瘍は大部分が肛門陰窩に開口する肛門腺に細菌が侵入することで膿瘍を形成したものである。

ストレス潰瘍、ストレス関連粘膜障害(SMRD)について

概要 ストレス潰瘍、消化管出血を含めたストレス関連粘膜障害(SRMD) SMRDから消化管出血が起こると合併症、死亡率は上昇する。

鉄剤の種類・違い

・鉄の吸収 食事中の鉄はヘム鉄と非ヘム鉄(イオン化鉄)に分けられる。 非ヘム鉄はより吸収されにくい。

急性胆管炎の診断と治療

病態 胆管炎とは胆管内に急性炎症が発生した病態。 胆管内に著明に増加した細菌の存在、細菌またはエンドトキシンが血流内に逆流するような胆管内圧の上昇、の2因子が不可欠。

内視鏡処置具・デバイスの違い

生検鉗子

ESDデバイスの名前と種類

局注液

湿疹・皮膚炎の初期対応

皮疹 紅斑、丘疹、びらん、痂皮、鱗屑の形成など。混在してみられる。 急激な皮膚症状の変化はみられず、治癒の過程で色素沈着や苔癬化を伴う。

輪状甲状間膜穿刺・切開のやり方

最も多い声門上異物の場合を考える。 窒息を疑う場合、1歳以上ではHeimlich法を試みる。 反応がなくなった場合は心肺蘇生を開始する。

気管カニューレの違い

ICU

違いは以下の4点で考える。 ・複管or単管 ・カフ付きorカフなし ・側孔付きor側孔なし ・レティナ