消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

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湿疹・皮膚炎の初期対応

 
  • 皮疹
紅斑、丘疹、びらん、痂皮、鱗屑の形成など。混在してみられる。
急激な皮膚症状の変化はみられず、治癒の過程で色素沈着や苔癬化を伴う。

 

 
  • 症状
かゆみで眠れないという主訴が多い。
生命には関わらないが不快であるため対処が必要。
 
  • 治療
外用治療が奏功するが、数日を要し蕁麻疹のようにすぐには治癒しない。
ステロイド軟膏を処方し、2回/日の塗布を指示する。
ステロイド強度はStrong(Ⅲ群)が適切。全身に塗ると5-10gを1回で消費する。
 
ステロイド外用薬
 
strongest:デルモベート®、ソルベガ®、フラール®、ダイアコート®
very strong:マイザー®、アンテベート®、リンデロンDP®、フルメタ®、トプシム®、シマロン®、パンデル®、ビスダーム®、ネリゾナ®、テクスメテン®
strong:リンデロンV®、ベトネベート®、フルコート®、エクラー®、メサデルム®、ボアラ®、ザルックス®、アドコルチン®、プロバデルム®、トクダームテープ®
medium:リドメックス®、ロコイド®、キンタベート®、レダコート®、ケナコルトA®、アルメタ®
weak:プレドニゾロン®、オイラゾンD®
 
 
参考
マイナー外科救急レジデントマニュアル