消化器内科takoitaのメモ

消化器内科医takoitaのメモ

消化器内科医のメモ用ブログ 自分用のまとめなので記事が重複している場合があります。なにかご指摘や追加の情報あればご連絡ください。

IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)の診断と治療

病態 IgG4関連疾患の胆管病変。

原発性胆汁性胆管(PBC)の診断と治療

病態 原因不明の慢性進行性の胆汁うっ滞性肝疾患。 胆汁うっ滞と肝細胞破壊と線維化を認め、最終的には肝硬変になる。

腹部コンパートメント症候群

腹部コンパートメント症候群(abdominal compartment syndrome; ACS) 病態 腹腔内圧が上昇するような病態。 具体的には腹腔内圧が20mmHg以上であり、かつ臓器障害(汎用されている所見としては尿量低下)が生じた状態と定義される。

機能性ディスペプシアの診断と治療

機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia: FD) 定義 機能性消化管疾患診療ガイドライン2014より以下。 病状の原因となる器質性、全身性、代謝性疾患がないのにも関わらず、慢性的に心窩部痛や胃もたれなどの心窩部を中心とする腹部症状を呈する疾患。

食道アカラシアの病態と治療

定義 下部食道括約部の弛緩不全と食道体部の蠕動運動の障害を認める原因不明の食道運動機能障害。

胃前庭部毛細血管拡張症

病態 胃前庭部毛細血管拡張症(gastric antral vascular ectasia ; GAVE)は胃前庭部を中心に血管拡張を認める病態。

胃異所性膵の病態と診断

迷入膵や副膵ともいわれる。 病態 本来の膵臓とは解剖学的にも血行的にも離れて異所性に膵組織が存在するもの。

十二指腸リンパ腫の診断と治療

病態 十二指腸では濾胞性リンパ腫(FL;follicular lymphoma)が最も多く過半数を占める。 以降は、DLBCL、MALTリンパ腫、マントル細胞リンパ腫(MCL;mantle cell lymphoma)の順となる。

食道顆粒細胞腫の診断と治療

病態 顆粒細胞腫は皮膚及び皮下、舌、乳腺に好発するSchwann細胞由来の腫瘍。

パテンシーカプセルについて

消化管開通性評価のための消化管開通性確認用カプセル

Heyde症候群

病態 高度な大動脈狭窄に伴う消化管出血。 後天性von Willebrand病をベースに毛細血管の拡張を伴う消化管血管異形成部(angiodysplasia)からの出血をきたす疾患。

原発性硬化性胆管炎(PSC)の診断と治療

primary sclerosing cholangitis 病態 肝内外の胆管に多発性・びまん性の狭窄が生じ、胆汁うっ滞を来す慢性肝疾患。

ERCP略語集

EUS略語集

UGT1A1遺伝子について

UGT1A1は肝臓のUDPグルクロン酸転移酵素(UGT)の分子種の一つ。 イリノテカン(CPT-11®、カンプト®)の代謝酵素。

消化管神経内分泌腫瘍(NEN、NET、NEC)

神経内分泌腫瘍(NEN,neuroendocrine neoplasm)

大腸内視鏡の前処置

食道静脈瘤に対する内視鏡治療(EIS、EVL)

PEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)の適応と禁忌

自己免疫性胃炎の病態と診断

自己免疫性胃炎(autoimune gastritis;AIG)、A型胃炎ともいう。

自己免疫性胃炎の病態と診断

自己免疫性胃炎(autoimune gastritis;AIG)、A型胃炎ともいう。

急性出血性直腸潰瘍の診断と治療

病態 動脈硬化の要因を背景に血流低下の準備状態にある高齢者が、何らかの理由で寝たきり状態になり、下部直腸の粘膜血流低下を来し惹起される虚血性粘膜障害。

宿便性潰瘍の診断と治療

病態 大腸内に停留した糞便塊の圧迫による血流障害により生じる褥瘡潰瘍。 直腸~S状結腸に好発する。

Mirrizi症候群の診断と治療

胆嚢管あるいはHartmann pouchに嵌頓した胆石が、総胆管を壁外性に圧排することで閉塞性黄疸をきたすもの。

粘膜脱症候群の診断と治療

粘膜脱症候群:mucosal prolapse syndrome(MPS)

好酸球性食道炎の診断と治療

症状 典型的な症状として、食事のつかえ感、嚥下困難がある。 他に、胸やけや呑酸、心窩部痛。

サイトメガロウイルス食道炎の診断と治療

病態 非HIV感染者での発症は稀。 CD4値が100/μL以下のHIV感染者で好発する。

ヘルペス食道炎の診断と治療

病態 ヘルペスウイルス食道炎は、三叉神経節に潜伏感染しているHSV(herpes simplex virus)が再活性化し唾液中に排出され、食道重層扁平上皮に感染することにより発症すると考えられている。

食道粘膜剥離症の病態

exfoliation of esophageal mucosa

ヨード不染帯について

定義 ヨード不染帯とは、食道内に撒布した際に茶褐色に染色されず黄白色を示す部分。 ヨード染色は、食道粘膜上皮の表層および有棘細胞層内に蓄えられているグリコーゲンとヨウ素が反応する化学反応を利用したもの。