消化器内科takoitaのメモ

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Brunner腺過形成の病態と診断

  • 病態

Brunner腺は十二指腸粘膜深層から粘膜下層に存在する外分泌腺。

球部でとくに発達し、肛門則にいくほど小さく減少する。

 

過形成は正常なBrunner腺と比較しても異型のない腺組織の増殖性病変であり、平滑筋隔壁により分葉構造を呈するBrunner腺の結節性増生から形成されている。

 

無茎ないしは有茎性の粘膜下腫瘍様の形態を取る事が多い。

約10%には腺開口部を認める。

 

  • 治療

通常は経過観察。

出血例に対しては内視鏡治療の報告もある。

 

 

参考

十二指腸内視鏡ATLAS