2021-05-30 Brunner腺過形成の病態と診断 消化器内科 十二指腸 病態 Brunner腺は十二指腸粘膜深層から粘膜下層に存在する外分泌腺。 球部でとくに発達し、肛門則にいくほど小さく減少する。 過形成は正常なBrunner腺と比較しても異型のない腺組織の増殖性病変であり、平滑筋隔壁により分葉構造を呈するBrunner腺の結節性増生から形成されている。 内視鏡像 無茎ないしは有茎性の粘膜下腫瘍様の形態を取る事が多い。 約10%には腺開口部を認める。 治療 通常は経過観察。 出血例に対しては内視鏡治療の報告もある。 参考 十二指腸内視鏡ATLAS