麻疹について - 消化器内科医takoitaのメモ

発熱(38度以上)

強い全身倦怠感、鼻炎、咽頭炎症状

眼球結膜充血

皮疹

2峰性の発熱

上気道症状(鼻汁、咳嗽、結膜炎、強い全身倦怠感)

頬粘膜のコプリック斑

赤色斑皮疹(顔➡︎体幹➡︎四肢の順に拡大)

潜伏期：10〜12日間程

カタル期：2～4日間続く、38 ℃前後の発熱と倦怠感、上気道炎症状(咳嗽、鼻漏、咽頭痛)と結膜炎症状（結膜充血、眼脂、羞明）が現れ次第に増強、感染力は最も強い

コプリック斑はこの時のみ診察すれば診断に大いに有用

発疹期：カタル期の発熱が1℃程度下降した後、半日程後に再び高熱が出る(2峰性発熱)、

発疹が耳後部・頚部・前額部より出現、翌日に顔面・体幹部・上腕に、2日後には四肢末端にまで拡大

回復期：解熱、皮疹は色素沈着をしばらく残す

キツイものが多い

10人に1人が中耳炎

20人に1人が肺炎

1000〜2000人に1人が脳炎

6〜20万人に1人が亜急性硬化性全脳炎

咽頭拭い液・血液・尿の麻疹ウイルスPCR

発疹出現後の4〜28日に麻疹IgM抗体を測定

参考

救急カンファレンス